中学時代 その⑱ 勉強の夏 [3年生]

子リスの「受験モード」のスイッチが入った?と思う日がありました。

それまでも勉強はしていたものの、まだ時間を惜しんで、という感じでもありませんでした。しばらく自分の部屋で勉強し、出て来ると「結構やったよ」と言い、そして好きなテレビを見にリビングに行く、といった感じでした。

夏休みの終わり頃、私の母と私と子供達の4人で出掛ける予定だった日がありました。支度をして、さあ行きましょうか、となった時に、子リスが
「僕は行かなくてもいいかな?理科をやっちゃいたいんだけど」と言うのです。
「いいけど…行かなくていいの?」と聞くと、
「うん、なんか中途半端だから。落ち着かないからやっちゃおうかなって。」

ほー。ついに本気になったかな?
「勿論!いいよいいよ。頑張ってね。」
そう言って、私達は子リスを置いて出掛けました。

面白いのはこの辺りから、自分の部屋から出て来た時に「結構やった」と言わなくなったことです。「結構」やったかどうかではなく、自分がやると決めたことが出来たかどうかが大事になったようでした。

頑張れ子リス!

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