年度初めの提出物は沢山あります。健康状態や予防接種の記録をつける保健調査カード、家族構成などを書き込む家庭調査票、緊急時連絡カード、等々。
それに加えて、忘れずに子リスに持たせなければならないのが、先生へのお願いを書いた連絡帳です。
ここに、2009年、つまり子リスが4年生の時の連絡帳があります。1ページ目を開けてみると、最初の行にはこんな風に書いてあります。
「これから色々とお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。
今後のことについて、一度ご相談に伺いたいと思っております。近いうちにお時間をいただけますでしょうか。」
「色々とお世話に」の部分には私の深―い思いがあるわけですが、それに加えて、前年度のN先生からの申し送り事項が数々あることでしょう、という気持ちも入っています。
この日子リスが持ち帰った連絡帳には、O先生からのお返事がありました。
「こちらこそよろしくお願いします。近いうちに時間を取らせて下さい。日にちについて、またご連絡します。」
このお返事を頂いて安心するとともに、大きな勇気が出ました。
担任の先生から「面談了承」のお返事をもらって、その日にちが決まると、まずはその学年の第一歩を踏み出した気がしたものでした。