さて小学校最後の年、子リスは6年1組になりました。
これで、6年間のうち、3年生の時だけが3組で、他の年は全部、1組ということになりました。5組まであるのに。
「先生達が、『子リスは要注意だから、わかりやすく1組に入れとこう』って考えたのかなあ」という夫の冗談も、まんざら外れていないかもしれません。
担任は、MM先生という若い先生でした。
これまでなら、始業式が終わって1学期が始まったらすかさず、「連絡帳にて担任の先生に面談申し込み」という段取りになるところですが(O先生が4年生から持ち上がりだった昨年度を除き)、今回初めて、この恒例行事を省くことができました。
6月に全校で一斉に行われる、個人面談まで待とう。
そう思えたのは、曲がりなりにも子リスが話せるようになったから、そして、「きっとO先生が、詳しく申し送りをして下さっている…」と、安心していたからです。
そしてもう1つ。少しずつ、特別なことを外していく時期かな、とも思っていました。新しい先生に対して「面談申し込みをしない」という初めてのこと、私にとってのスモールステップでした。
ある意味で、「特別な子ではない」という意識。これは子リス本人にも、それから私にも、今必要なことだと思い、そうするときゅっと身が引き締まる思いがしたのでした。