5年生時代 その⑰ [おまつり]

10月には、子リスの小学校では「おまつり」が開催されます。

それは子供達主導のお祭りで、クラス毎にお店を出し、交代でお店番をしながらみんなで楽しむ、というイベントです。お店というのは、子供達が先生と一緒に頭をひねって考えた「遊べるお店」で、的当てや迷路、工作などがあり、子供達はとても楽しみにしています。何しろ1学年5クラスある大きな小学校なので、とても全部は回り切れないほどのお店が出るわけです。

子リスのクラスでは、当時流行っていたバラエティー番組を真似た、「コインタワー」というゲームのお店を開くという話でした。このイベントは保護者も見学できるので、ちびリスを抱っこ紐に入れて、様子を見にいってみました。子リス達のクラス5年1組の場所は…体育館。

いたいた…子リスは、「受付」と書いた机に座り、遊びに来てくれた人のカードにハンコを押す仕事をしていました。今回は、自主的に(!)参加したじゃんけんに見事勝って、受け付けの係になったと聞いてはいましたが、こうして目立つ仕事をしている子リスというのは、なかなか感慨深い光景です。

 

そーっと近づいて行くと、子リスは私達を見つけるて、「おっ」という顔をした後、すぐまた下を向いてスタンプ押しの仕事に戻りました。

中学生のように、「僕にアナタは見えていません」という顔をするわけではありませんが(中学校時代のエントリーをご覧ください…💦)、でも、もう低学年の時のように、「あっ、ママだ!」と顔を輝かせる訳でもなくなっていました。「ボクは忙しいのです」というように、黙々とスタンプを押しています。

かすかに寂しさも感じながら、初めての「頼もしさ」を味わい、

いつまでも同じ子リスと思っていてはいけないんだなー。と思いながら帰って来た日でした。

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